ビーナスライン 日本屈指のドライブ・ツーリングスポットで長野の絶景を楽しむ

休日のお出かけや家族や恋人・友人との旅行に…豊かな自然に触れて、心も体もリフレッシュしたいと思いませんか?日本有数の絶景道路と言われている、長野県中部を走るドライブルート「ビーナスライン」はドライブやツーリングにぴったり!車やバイクが好きな方は愛車でぜひ一度訪れてみてほしい名所です。ビーナスラインとはどんな道路なのか、走行ルールや一緒に立ち寄りたいおすすめ観光スポットなど、その魅力を紐解いていきたいと思います。

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記事の目次

  • ビーナスラインとはどんな道路なのか、ほかの道と異なる点を解説
  • 愛車はもちろん、レンタル電動バイクでも楽しめるビーナスラインの旅
  • ビーナスライン巡りで立ち寄りたい、エリア別おすすめスポット
  • ビーナスラインを走る旅で、長野の魅力を再確認しよう

ビーナスラインとはどんな道路なのか、ほかの道と異なる点を解説

長野県茅野市街から松本市の美ヶ原高原までを結ぶ、全長75.2kmの山岳ドライブルートのことです。

蓼科山を「女の神山」と詠んだ歌人・伊藤左千夫の歌に由来し、蓼科有料道路と霧ヶ峰有料道路を合わせた愛称として1968年の公募で誕生した、茅野市から美ヶ原高原までを結ぶ高原観光道路です。もともとは「中信高原スカイライン」の一部として計画され、自然保護運動の末、一部ルート変更を経て、昭和56年(1981年)に全線開通(当時は有料)、その後無料開放され、現在では美しい景色を楽しめる天空のドライブルートとして親しまれています。

名前の通り、まるで天空にのぼる女神のように美しい曲線を描きながら標高を上げていくコースが特徴で、美しい山々の景色や高原地域でしか見ることができない希少な高山植物など、長野県ならではの絶景を楽しむことができます。平均標高は1400mで、最高2000mの高さまでのぼることができますよ。
道路は綺麗に舗装されており、通行料金はかかりません。遮るものがない開放感あふれる景色と爽快な走り心地が体験できると評判で、車やバイク好きの方はもちろん、道幅が広く視界が良いので初心者ドライバーにも人気があります。

爽快に山道を走り抜けるのも良いですし、道の途中で降りて観光やステイを満喫する楽しみ方もおすすめです。
標高が高いので夏でも涼しく、7月から8月頃がベストシーズンと言われています。紅葉が綺麗な秋もおすすめですよ。ちなみに、冬季は積雪の関係で一部区間が通行止めになるので注意が必要です。

愛車はもちろん、レンタル電動バイクでも楽しめるビーナスラインの旅

お気に入りの愛車で巡る旅の特別感はひとしお。しかし「ビーナスラインを走ってみたいけれど、車やバイクを持っていない…。」という方も多いと思います。そんなときは、電動バイク(e-Bike)のレンタルを試してみるのはいかがでしょうか?
「シラカバイク」は、白樺高原付近で電動バイクの貸し出しを行うサービスで、信州たてしな観光協会が運営しています。
1日5,000円(税込)でレンタル可能なので、比較的お手頃な値段でトライできるのも嬉しいポイントです。
公式サイトでは、モデルコースとして大門峠から車山高原に続く絶景コースのプランがおすすめされていました。e-Bikeを使う場合は、75.2kmすべてを巡るのではなく、一部エリアに絞って走るのが良いと思います。


e-Bikeは、車と違い、窓がないので開放感が段違い!風を切って走る爽快感はやみつきになる楽しさです。自転車感覚で乗れて、好きな時に好きな場所に停められるという嬉しいメリットもあります。
動画引用:シラカバイク | 長野県立科町を電動自転車E-Bikeレンタルサイト

ビーナスライン巡りで立ち寄りたい、エリア別おすすめスポット

ビーナスラインは、大きく以下4つのエリアに分類されています。
  • 蓼科エリア:蓼湯治場から別荘地へと発展した「蓼科山」周辺の高原リゾートで、池や湖、滝などの自然を楽しめるほか、温泉施設も点在。
  • 白樺湖・女神湖エリア:2つの湖を中心にレジャースポットが集結。
  • 車山高原・霧ヶ峰・八島エリア:車山を中心に広がる高原。美しい山々の絶景が臨め、数多くの高山植物も観賞できる。
  • 美ヶ原・武石エリア:ビーナスラインの最高地点。標高2034mの「王ヶ頭」を中心とした、約600ヘクタールにおよぶ日本一広い高原。
エリアごとのおすすめ観光スポットをご紹介したいと思います。

【蓼科エリア】女の神展望台

ビーナスライン沿い、標高1700m地点にある展望台です。八ヶ岳や南アルプスの山々が見渡せます。眼下に広がる森林の景色は思わず息をのむ美しさです。ガイドブックにも載っているので観光客からの人気も高く、ぜひ足を運びたい名所の一つだと言われています。

【蓼科エリア】蓼科グランドホテル 滝の湯

「蓼科グランドホテル 滝の湯」は、宿泊はもちろん、日帰り温泉も楽しむことができる施設です。滝ノ湯川を眼下に臨む渓流露天風呂が宿の名物で、うたた寝湯やこもれび湯、大浴場など、温泉の種類も豊富です。
日帰りの場合、ケーキや軽食と温泉入浴がセットになったプランもあり、運転で疲れた身体を優しく労わることができますよ。
施設内には卓球やカラオケ、ゲームコーナー、キッズスペースなど遊べるアクティビティも豊富にあり、友人・ファミリーでの宿泊先としてもおすすめです。
2022年にリニューアルオープンしたばかりなので、新しくて綺麗なのも嬉しいポイントだと思います。

【白樺湖・女神湖エリア】女神のテラス1830

蓼科山からの美しい景色を堪能できる「女神のテラス1830」は2018年7月に白樺高原の蓼科牧場ゴンドラリフト山頂駅の隣にオープンした観光スポットです。
テラスにはソファ席のほか、ハンモックも置いてあるので小休憩にもおすすめ!山頂駅のすぐそばにはキッチンカーのカフェ(1830CAFE)もあり、コーヒーやソフトクリームが売っていますよ。

【白樺湖・女神湖エリア】白樺湖

ビーナスラインを走るならぜひ立ち寄りたい名所が白樺湖です。1周約4㎞というコンパクトな湖ですが、蓼科山や車山に囲まれた景色はとても綺麗です。
ガイド付きのカヌーツアーやSUP湖上散歩ツアー、「MATE.BIKE」を使ったサイクリングツアー、ホースライディングなどのアクティビティもあるので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。
ツアーの詳細はこちら

【車山高原・霧ヶ峰・八島エリア】車山高原展望リフト

雄大な自然を全身で感じることができる「車山高原」。日本百名山の一つである霧ヶ峰の主峰「車山」の山頂までの雄大な景色をリフトに乗って楽しむのはいかがでしょうか。所要時間は片道約15分。
冬に開放されるスキー場とは異なる雰囲気のグリーンシーズンに訪問すれば、車山高原の新たな魅力を発見することができるかもしれません。

【車山高原・霧ヶ峰・八島エリア】霧ヶ峰高原 霧鐘塔

名前の通り、深く濃い霧で覆われることが多い霧ヶ峰高原。
霧が濃い日にはアーチ型のシンボル的モニュメント「霧鐘塔」の鐘を鳴らし、ハイカー達に方向を知らせる役目を果たしています。
関東富士見百景にも登録されており、霧のない日にはハイキングやトレッキングの目印にもなっていますよ。「霧鐘塔」には、諏訪市出身の小説家・平林たい子による『鐘がものをいふ 霧だ霧だと 鐘がものをいふ 生きろ生きろと』という詩が刻まれています。

【美ヶ原・武石エリア】美ヶ原高原美術館

ビーナスライン終点「美ヶ原高原美術館」は、360度の大パノラマが広がる4万坪の草原に、国内外のアーティストが手掛けた約350点の現代彫刻を屋外に展示している、大規模野外彫刻美術館です。箱根にある「彫刻の森美術館」の姉妹館として1981年に開館しました。


展示されている等身大以上のアートの数々はとても迫力があり、写真映えもします。
美術館内には子どもが自由に展示物に触れて遊ぶことができる「子ども美術館」があるので子連れ旅行にもおすすめ!
夏には高山植物が咲き誇り、とても綺麗です。ハイキング気分でアート散策が楽しめます。

【美ヶ原・武石エリア】道の駅 美ヶ原高原

「美ヶ原高原美術館」に隣接する道の駅です。「日本一標高の高い場所にある道の駅」とも言われています。
広い売店には信州の特産品やアートグッズなど全3000種類以上のアイテムが販売されており、お土産探しに最適です。
2階にはセルフサービス形式のレストランもあり、山小屋カレーが人気だとか。1階の展望テラスでは「濃厚でミルキーな味わい」と好評の長門牧場直送のソフトクリームが販売されています。


【美ヶ原・武石エリア】美しの塔

美ヶ原高原のシンボルと言われている高さ約6mの「美しの塔」は霧鐘を兼ねた避難塔であり、日本で一番大きな文学碑です。
1954年秋に設置され、1983年に改築された長い歴史を持っています。
塔の南面には自然詩人・尾崎喜八氏の「美ガ原溶岩台地」が、北側には山本俊一翁の顔のレリーフが埋め込まれています。
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ビーナスラインを走る旅で、長野の魅力を再確認しよう

記事画像 「ビーナスライン 日本屈指のドライブ・ツーリングスポットで長野の絶景を楽しむ」
上記でご紹介した通り、ビーナスラインのルート上には魅力的な観光スポットがたくさんあります。
ドライブ・ツーリングの目的で道路の走行にスポットを当てても良いですし、エリアや目的地を絞って観光するのもおすすめです。道中には宿泊施設や温泉も数多くあるので、運転で疲れた身体を休めることもできますよ。

自動車やバイクはもちろん、e-Bikeなどの電動パーソナルモビリティでゆったり巡りながら、そのときの気分に合わせて寄り道してみるのも旅の醍醐味だと思います。
家族旅行や友人同士のグループ旅行はもちろん、大切な人と一緒に訪れるのも素敵ですよね。

訪れればきっと、長野の魅力が再確認できるはず。
首都圏からのアクセスも良好なので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

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